高原直泰

高原を思い出すと真っ先に思い出されるのがロングボールを競り合うシーンだったりする。
2011シーズンの清水は手詰まりになるとすぐに前線へのハイボールを蹴って、そういう時はほとんどの場面で押し上げが弱く数的不利の状態で明らかに勝率の低いボールなのだが、高原はなんとかして競り勝とうとマイボールにしようとあの手この手で努力していた。
今シーズンは18試合1得点。プレーのビジョンやスペースへの走り込みといった点では、別格の動きを見せていたが、周囲のフォローの少なさとコンディション的な問題から結果に結びつかなかったのが残念。あと一歩というシーンは本当に多かったのだけれど。

他チームへの移籍も已む得ないのだろうけれど、もっと経験をチームに残して欲しかった選手、お疲れ様、残りのサッカー人生が幸多からんことを祈ります(ただし対清水戦を除く)。