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2013年シーズン第24節 大分トリニータ vs 清水エスパルス

最後は締まらない終わり方であったが、とにかく連勝。近2試合は柏も広島も勝ち点1しか取れなかった大分銀行ドームでの試合・過密日程などを考えると、十分な結果であろう。これで勝ち点32に浮上、ほぼ残留を確定したと言っても良いだろう。そしてJ1通算勝利数でも単独3位に浮上した。

立ち上がりに大分にビッグチャンスを作られたが、それ以外は概ね清水ペースの前半。前線からの守備とロングボールでチャンスを築き上げる。ただ、先制点はむしろ大分に流れが傾き始めていた時間帯。前半の2得点は速攻から生まれた。大前加入前は主に右サイドの短いパスからチャンスを作ろうとしていたチームだが、大きく変化している。大分は、0-0の時から積極的に前からボールを奪いにいっていたが、少し前掛かり過ぎるように感じた。
後半の立ち上がりは、お互いチャンスを作り合う展開。ここでも手数・質で上回った清水が3点目を決め、試合も決めたと思ったのだが、終盤大分の猛攻を受け最終的には辛くも勝利という結果に終わった。原因は70分の本拓の交代と疲労。交代で入った竹内はパスの精度が素晴らしく立て続けにチャンスを作ったのだが精度を欠いた。80分の村田の投入で一瞬活力を取り戻したように見えたが、この辺りになると全員がふわふわしたプレーをするようになり、村田もその空気に巻き込まれてしまった。(交代理由は怪我だと思うので交代は已む得なかったが)おそらく怪我なく本拓がピッチに残っていれば、こうはならなかっただろうと思わせる展開である。前向きに捉えれば、課題が露わになったにも拘わらず勝ち点3を得ることが出来たので、将来的には良かったとは思う。

ここでリーグはしばしの中断。怪我を抱えている選手もいるし、前所属チームでは試合に出ていなかったにも拘わらず清水に来て連戦をこなしている選手もいる清水には慈雨のような中断だと思う。徐々にであろうがここから涼しくなっていくので、韓国勢や大前はコンディションを整えやすくなるとも思う。もちろん、戦術の徹底やコンビネーションの深化も図って欲しい。
また不調のサイドバックの選手たちはフォームを取り戻して欲しい。ここ2試合は石毛と河井がサッカーセンスでこなしているが、ボールを奪う守備ができる選手たちではないので、本職の奮起を期待したい。守備の際に付くのか距離を置くのかは非常に判断が難しいと思うのだが、石毛や河井のプレーが良い刺激になって欲しい。
再開後の対戦相手は、名古屋と横浜FMと強敵が続く。特に今期の横浜FMは相性最悪と言っても良い相手であるが、今のチームがどこまで通用するのか期待して応援したいと思う。

短評
DF 石毛 両SBは狙われる展開の中で奮闘。最後にやられたが、本職ではないので仕方ない。気になったのはボール回しでの貢献の少なさ。後者についてはせっかく足元が上手いのだから、上手く組み込んであげて欲しい。あと、本拓とのサンドでボールを奪いに行くことが多かったが、あれは縦を切って中に誘導したのだろうか?そうであれば恐ろしい戦術眼である。
キャラ 1失点目はともかく2失点目はなんとかして欲しかった。3点目のアシストは良く俊を見ていた。
河井 CKや合わせるFKは彼に蹴らしたい。
MF 村松 見事な先制点。ゴール前に飛び出すのが上手い。そう言えば、J100試合出場達成おめでとう!*1
本拓 2点目のアシスト・3点目の起点となるボールキープもそうだが、奪いに行くタイミング、潰しに行くタイミング、石毛のフォローなどなどすべてが素晴しい。前掛かりの大分に対して自発的にCBの間に落ちたり、彼を見ているだけで楽しい。
杉山 1失点目は梶山に対するプレッシャーが弱かった。気づくと彼が中盤でもっともレギュラー争いにさらされているのかもしれない。頑張れキャプテン。
竹内 決定機を量産したが、FWにエネルギーが残っていなかった。守備が弱いのは現状では仕方がない。中堅以下の選手は本拓から色々学んで欲しい。
FW ラドンチッチ フィジカルコンディションの悪さのためかゴール前で精度を欠く。それでもボールが収まるのが凄い。守備ではガス欠していたのにボールが収まるから、ゴトビも交代時期の見極めに苦慮したと思う。
大前 祝・復帰後初ゴール!前節に続いて前半の存在感が素晴らしく後半に希薄になるのは、コンディションの問題だろう。中断期間を上手く活かして欲しい。
高木 前節に続いての活躍。ただ、もう1点取りたかった(ラドンチッチも大前も同じことを思っているだろうが。)

*1:前節で達成。一方で、怪我などの事情はわかるが本拓がまだJ100試合を達成していない不思議さ。