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優勝を目指すチームには何人必要?

我らがゴトビは毀誉褒貶が激しく、評価している人間とそうでない人間の落差が大きい監督である。
ゴトビを支持・擁護する人物(自分は一応そのつもり)が、評価する際によく使う根拠の一つは今の戦力でよくやっているというものである。

一般に順位と人件費が相関関係にあることは確認されているが、清水の現在の人件費はどれぐらいなのだろう?
こちらのサイトで確認してみると、今のJ1の人件費は大雑把に、

  1. 9億円以上のグループ
  2. 6億円前後のグループ
  3. 4億円台のグループ
  4. 2億円台のグループ

の4つのグループに分けられ、清水は3つ目の4億円台のグループに属することがわかる。そして広島のような羨ましい例外はあれど(それでも清水より1億円以上の人件費をかけている)、清水が優勝を意識できるチームを構築するためには、せめて2つ目のグループに属している必要があるのではないかと、2億~2億5千万円ぐらいお金が不足しているのではないかと思う。
夏の移籍劇(大前+本拓+ラドンチッチ-バレー)により人件費は年換算で5千万~1億円ぐらい増えたのではないかと思うが、現在のチームにあと1億~2億円ぐらいの予算があれば、確かに優勝を目指せるチームが出来る気がする。

ここまで考えて、さてでは2億~2億5千万円の収入増をもたらすためには、どれぐらい観客が増えればいいのだろうと思ったのがこの記事を書いたキッカケである。

Jリーグ試合関連経費(スタジアム使用料、警備費、運営設営費)から見えてくるもの
上記の記事を参考に清水の数字を求めると、

  • 客単価=2,423円
  • 経費=964円/人
  • 一人あたりの利益=1,459円

となる。観客が増えればグッズ売り上げなども増えるだろうがそこを無視して、計算すると、観客が1000人増えると146万円、年間通して1000人増を達成すると2,408千円*1の増収、逆に1千万円の増収を果たすには6,854人の観客増(17試合平均で403人増)が必要になる。
となると2億円の収入増をもたらすには、13万7千人の観客増(現状の53%増の数字。17試合平均で8千人増)が必要。経費は客の多寡に関係なく固定と考えても8万3千人の観客増(現状の32%増の数字。17試合平均で4.9千人増)が必要という計算になる。


出てきた数字が大きすぎてビックリしたというのが正直な感想である(計算間違いがあって欲しい)。先に述べたようにグッズの売上やスポンサーの獲得などあるが、優勝争いをするチームを用意したければ、最低でも常にアイスタを満員にしなければならないのかな、と。個人的にはもう少し日本平に通えるようにしたいし、クラブライセンスの関係で新スタジアムを用意しなければならないのであればアクセスの良い所*2に3万人ぐらいは収容できる専用スタジアムが欲しいと思った。スタジアムの建築費用は…えーと……。

おまけ①

Jリーグ試合関連経費(スタジアム使用料、警備費、運営設営費)から見えてくるもの」の数字を全チーム分出してみた。

J1
クラブ 入場料収入 試合関連経費 入場者数 単価 経費 利益
札幌 397 254 204,141 1,944(11) 1,244(5) 700(16)
仙台 764 132 282,200 2,707(4) 467(18) 2,239(2)
鹿島 720 358 261,484 2,753(2) 1,369(3) 1,384(7)
浦和 1,988 449 622,772 3,192(1) 720(13) 2,471(1)
大宮 329 288 180,831 1,819(15) 1,592(1) 226(18)
576 174 234,064 2,460(5) 743(12) 1,717(4)
F東京 817 427 407,243 2,006(10) 1,048(7) 957(12)
川崎F 558 179 302,719 1,843(12) 591(16) 1,251(8)
横浜FM 783 331 390,078 2,007(9) 848(10) 1,158(9)
新潟 661 281 425,309 1,554(18) 660(15) 893(13)
清水 623 248 257,054 2,423(7) 964(9) 1,458(6)
磐田 403 309 223,071 1,806(16) 1,385(2) 421(17)
名古屋 799 319 291,632 2,739(3) 1,093(6) 1,645(5)
G大阪 529 321 251,232 2,105(8) 1,277(4) 827(14)
C大阪 495 290 287,524 1,721(17) 1,008(8) 712(15)
神戸 454 176 248,853 1,824(14) 707(14) 1,117(10)
広島 551 239 301,249 1,829(13) 793(11) 1,035(11)
鳥栖 495 116 203,844 2,428(6) 569(17) 1,859(3)
J1全体 11,942 4,891 5,375,300 2,221 909 1,312

(入場料収入と試合関連経費の単位:百万円/単価・経費・利益の単位:円)
(括弧内は順位)

J2
クラブ 入場料収入 試合関連経費 入場者数 単価 経費 利益
山形 223 77 154,459 1,443(7) 498(15) 945(5)
水戸 82 30 83,431 982(15) 359(19) 623(11)
栃木 131 92 80,859 1,620(4) 1,137(2) 482(13)
群馬 80 54 70,159 1,140(13) 769(6) 370(17)
千葉 341 147 194,893 1,749(1) 754(7) 995(3)
東京V 170 284 112,158 1,515(5) 2,532(1) -1,017(22)
町田 69 84 76,169 905(17) 1,102(3) -197(21)
横浜FC 208 85 126,810 1,640(2) 670(9) 969(4)
湘南 203 67 143,887 1,410(8) 465(16) 945(5)
甲府 291 66 218,539 1,331(11) 302(21) 1,029(2)
松本 188 83 200,143 939(16) 414(17) 524(12)
富山 58 55 69,807 830(19) 787(5) 42(20)
岐阜 73 46 89,676 814(20) 512(14) 301(18)
京都 250 134 152,732 1,636(3) 877(4) 759(8)
鳥取 87 43 65,786 1,322(12) 653(10) 668(10)
岡山 141 67 167,691 840(18) 399(18) 441(15)
徳島 84 52 83,808 1,002(14) 620(12) 381(16)
愛媛 55 21 76,201 721(22) 275(22) 446(14)
福岡 170 86 117,309 1,449(6) 733(8) 716(9)
北九州 98 44 70,274 1,394(10) 626(11) 768(7)
熊本 95 75 122,956 772(21) 609(13) 162(19)
大分 285 67 204,134 1,396(9) 328(20) 1,067(1)
J2全体 3,382 1,759 2,681,881 1,261 655 606

(入場料収入と試合関連経費の単位:百万円/単価・経費・利益の単位:円)
(括弧内は順位)

おまけ②

各チームの人件費と勝ち点の関係。

クラブ 人件費 勝ち点 人件費/勝ち点
浦和 106,800(1) 51(3) 2,094(15)
横浜FM 91,050(2) 53(1) 1,717(13)
名古屋 89,980(3) 37(13) 2,431(16)
川崎 68,720(4) 45(6) 1,527(11)
66,450(5) 38(11) 1,748(14)
F東京 65,220(6) 44(7) 1,482(10)
鹿島 64,780(7) 50(4) 1,295(9)
大宮 63,030(8) 39(10) 1,616(12)
磐田 61,480(9) 20(17) 3,074(18)
広島 53,240(10) 53(1) 1,004(6)
仙台 46,970(11) 41(8) 1,145(8)
C大阪 46,140(12) 47(5) 981(4)
清水 40,820(13) 38(11) 1,074(7)
新潟 40,100(14) 40(9) 1,002(5)
甲府 27,280(15) 30(15) 909(2)
大分 25,920(16) 10(18) 2,592(17)
鳥栖 23,660(17) 33(14) 716(1)
湘南 23,450(18) 25(16) 938(3)

(28節終了時点/単位:万円)
(括弧内は順位)

*1:=1,460,000*17。カップ戦は含まない。

*2:新幹線で通う身としては駅近くが好ましいが、静岡は車ユーザが多いから何がアクセスが良いのかは別れるところだとは思う。